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純谷吉松(Itoya Kichimatsu)


■2002年7月のニュース一覧
▼[2002.07.31]MPEG4時代のmac de dvd rip
▼[2002.07.30]波音のように
▼[2002.07.29]武器を持つ日
▼[2002.07.27]…オン・マニ・ペニ・フン…
▼[2002.07.26]片手の用途?
▼[2002.07.25]へたれの皆様方へ
▼[2002.07.23]エンジェルの歌声,その響き
▼[2002.07.21]iToolsの限界
▼[2002.07.19]NY-IP
▼[2002.07.17]ターニング・バースデー
▼[2002.07.15]ロイシン・トゥ・ビット
▼[2002.07.14]匿名の意思
▼[2002.07.13]via tomorrow
▼[2002.07.11]間違いのスパム対策
▼[2002.07.10]ジーン・カンの脳
▼[2002.07.09]要らない要らない存在
▼[2002.07.08]自存の自覚
▼[2002.07.07]街角純化
▼[2002.07.06]過ごしやすい嘘
▼[2002.07.04]みすぼらしき者と歴たる者
▼[2002.07.03]100億の絆と10億の銀河
▼[2002.07.02]終わらぬ窓の座を巡る

■2002年08月のニュース一覧
■2002年06月のニュース一覧


 
[2002.07.31]
  MPEG4時代のmac de dvd rip


 ▼オープンソースの権威、DMCAの圧力でDVDハッキングのデモ中止(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0207/29/ne00_dvd.html


 オープンソースの権威であるブルース・ペレンス氏が,ハリウッド映画会社の報復を恐れて,DVDプレーヤーの違法コピー防止機構の回避法についての発表で,詳細説明をしないことにした。この発表がデジタルミレニアム著作権法に違反する恐れがあるとして,同氏の雇用主であるヒューレット・パッカード社が圧力をかけたためだ。

 そう,ニュースとは関係ないけど(^^ゞ,要はDVDをMPEG4に変換したいんだ。やりたいことはそれに尽きる。必要なのはクイックタイム6プロ+MPEG2再生コンポーネント,そして0SExだ。0SExの進化はすさまじい。crlfの手腕は彼自身の言葉が掲示板にあれこれ出てくるので,より凄みが感じられる。DVDExtractorで利用していた人も多いだろう,DVDビデオのイメージ化も可能になったので(設定pic),リッピングに興味のない人でも必携だろう。

 MPEG2再生コンポーネントによってVOBファイルを開けるようになったので,OSExでCSS暗号を解除したVOBファイルを書き出して(設定pic)それをMPEG4エンコードすりゃいいだろうと思うのだが,それだとうまくいかない。VOBファイルを開いて再生できるのは,MPEG2ビデオだけでAC3などのオーディオは再生されない(pic←音は鳴ってまへん)。だれかAC3オーディオデコーダを書いてくれ(^^ゞという感じだが致し方ない。なのでOSExで出力を「Elem. Streams」にし(設定pic),ビデオとオーディオをわけて取り出す。

 AC3ファイルはa52decXでAIFFでもMP3でも,とにかくクイックタイムで開ける形式に変換する。劣化を防ぎたいならAIFFでいいだろう。これでビデオ・オーディオともに準備が整ったので両方を重ねたいのだが,ここでまた問題。オーディオ→ビデオ(M2V)の追加はできるのだが,ビデオ(M2V)→オーディオの追加はできないのだ(クイックタイムのMPEG作業の遮断はなんとまぁ中途半端なことか…)。ということでオーディオ→ビデオ(M2V)の追加で問題がなければそれでいいのだが,フレームレートの変化によって双方が同じ時間でないとビデオとオーディオがずれてしまう。そうなるとやはり残念ながら,mpeg2decXなどで一度ビデオを別形式に変換する必要がある。そうしてビデオとオーディオを重ね合わせ(pic),あとはMPEG4形式に書き出すだけだ。「一般」タブで必要であれば(低速マシンでは必ず)画面サイズを半分にして,「ビデオ」タブでのビットレート設定はできれば1544kbpsぐらいで大満足だろうか(設定pic)。これで元のM2V+AC3が合わせて112.5MBだったのが,でき上がったMPEG4は22.1MB(pic)。DVD1層のビデオなら1GB以内という感じか…。画面サイズを半分にすれば,ちょうどCD-Rに入るサイズかな。つー感じで,新しいリッピングの手順が必要,ですね。




 
[2002.07.30]
  波音のように


 ▼湘南シーサイド映像をリアルタイム配信(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/Infostand/Item/2002-0729-J-7.html


 普段は気付かないんだけど,夜,街が寝静まるころには聞こえてくる,波の音。そして,ワイヤードの音。

 アットネットホーム社は会員向けのサービスとして,湘南の海岸の映像をリアルタイム配信する「湘南カメラ」を期間限定で提供する。利用は無料。使用帯域幅は100kbps。

 海の近くで生まれた私は,いつも潮の薫りと波の音が包む中で育った。夜,布団の中で眠りに就こうとすると,波の満ち引きの音が際立って聞こえて来た。時にそれは騒がしく感じるときもあったけど,悲しいことがあって,しんとした静寂が訪れたらやり切れなくなるときには,その波の音で,涙が流れるのを止めることができたときもあったかもしれない。

 その田舎から離れて,もう何年が経っただろうか? 窓からは果てまで続く海は見えなくなったけど,モニタの窓の向こうにはネットワークの果てが見渡せる。ベッドの中では,モデムのカチカチ,という音と静かに奏でるファンの音が絶えず聞こえる。海の音が生きていることを感じさせてくれるように,ワイヤードの音も生を強く刻みつける。この音に包まれているこの地で,生きていくんだ,ずっと,ずっとね。




 
[2002.07.29]
  武器を持つ日


 ▼米下院議員、著作権保有者のP2Pネットワークへの侵入を許可する法案提出(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0726/p2p.htm


 武器を持たなければいけない時というのが,人生には一度か二度はあるものだ。今は,その時かもしれない。

 米国下院議員が,ピアトゥピアネットワークでの著作権侵害行為に対して,著作権保有者がそのネットワークを妨害することを合法化する法案を下院に提出した。同法案に対して米国レコード協会は歓迎の声明を発表。対してモーフェウスを開発するストリームキャスト・ネットワークス社は法案を非難し,ユーザーにサイバー戦争を布告するとしている。

 たとえば戦争で,相手の国の行動を静観するということは一切ない。相手の行動はすべて悪であるとする,のが戦争だ。静観するのは相手が降伏したときだけだ。ネットワークとレコード協会は実際のところ,戦争状態にある。では,この法案が有する意味は,おのずとわかることだろう。例えこの法案が成立せずとも,相手が武器を持っているのなら,ネットワークも武器を持つしか,道は残っていない。

 もう一度,きちんと認識しよう。音楽ファイルをやり取りすることは罪でも悪でもない。あなたがとあるウェブサイトをみて,その話を友人に話したら,あなたは著作権侵害で攻撃される必然があるだろうか? テキストであれ,音楽であれ,動画であれ,なにも変わらない。あなたは,銃殺されたくなければ,武器を持たなければいけない,時にきている。




 
[2002.07.27]
  …オン・マニ・ペニ・フン…


 ▼チベット仏教と神経科学の融合は可能か(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20020725307.html


 オン・マニ・ペニ・フン,オン・マニ・ペニ・フン。摩尼とて蓮華に幸,給いしや。

 チベット仏教には,他者から苦痛を引き取り自らの痛みが消失するトンレンと呼ばれる瞑想法があるが,科学者はそのトンレンの理由を説明することができずにいる。今回開かれた「科学と精神についての国際会議」は,チベット仏教と現代科学の接点をみつけ,協力を探る試みだった。精神病がもっとも厄介な病気となる将来に向けて,チベット仏教に学ぶべきことは多い。

 人はネットワークを数字の固まりであると理解しているが,実際のところそれは正しくない(と,ここでは断言)。生体学のないこの地で,ただひとつ根源としてあるものは心理,神経,霊魂でしかない。私たちはそれらに,データというベールをかぶせて,あたかも扱いやすいようにもてあそんでいる。だがそして,実際はそんなに簡単にもてあそべるものではないことに,はっきりと気付いている,知っている。メールもIMもウェブも,人の意思とは違う方向へと,進んでいってしまう,1+1=2のように,思い通りになどなりはしない。

 街のいたるところに,極彩色に彩られた摩尼車(まにぐるま)が備え付けられている。人々はそれをカラカラと回し,オン・マニ・ペニ・フン,オン・マニ・ペニ・フン,と唱える。それは,個人の幸福のためではなく,世界全体の幸福のため,であり,それに人々は幸せを感じる。…ネットワークを,金の亡者や我利我利の権力者に渡すべきではない。こんなことを口にするとちょっと引く人もいるかもしれないが,「私たちはネットワークに宗教を持つべきだ」。チベット仏教と神経科学のつながりを明らかにしようとするWIRED NEWSの記事のように,IPのネットワークとその根幹にある(もともとつながっている)心理,神経,霊魂を管理する宗教を胸に抱こう。摩尼車をカラカラと回し,オン・マニ・ペニ・フン…と24時間,いつもいつでも,唱えながら…。




 
[2002.07.26]
  片手の用途?


 ▼ウェアラブルMP3プレーヤーのInfineonに、繊維メーカーが注目(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0207/25/ne00_infineon.html


 ノンシャランではいられない,その片手。

 IDチップからMP3プレーヤーまでを布地に織り込む技術を開発したインフィニオンテクノロジーズ社に,繊維業界から関心が集まっているという。この技術により,マイクロプロセッサ製品を折り込んだ洗濯やドライクリーニングが可能な衣服が実現する。

 彼はなんにも持っていなかった。だが,ちょっとなにかを呟くと,彼の衣服からは音楽が鳴り始めた。またなにかを呟くと,どこかに通信がつながったようで,知らない人の声が聞こえ始めた。彼は,その声と会話をしている。データを送ってくれないか? と彼は云い,肩口を軽く押すと,胸元から前方に小さなウインドウが表示され,そこに文字列が表示され出した。

 ノートパソコンもPDAも,そう,携帯電話も,彼はなにも持ち歩いていない。人の頭の中に入る情報の量には限界があって,それ以外の情報はメモ帳だったり,ノートだったり,いろんな手持ちのものに入れられていた。ノートパソコンやPDAや携帯電話などのデジタル製品は,それの代替物でしかなかった。やっぱり持ち運ぶのにはかばんが必要で,片手がいつもそれに使われていた。だが,彼の片手は,空いている。…人間は,その空いた片手の使い道をまだ知らない。さて,なにに使おうか,な?




 
[2002.07.25]
  へたれの皆様方へ


 ▼懸念高まる「JPEG特許主張」(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20020722302.html


 悪意を持って行動する人間に我が物面するのを許す社会なんて,根本的に腐ってる。バカは殺すしかない,という結論ですね。

 画像形式のJPEGに関する特許を取得しているとして,フォージェント・ネットワークス社という企業が各社にライセンス料を請求している。ソニー社は6月にライセンス契約を締結したという。多くのユーザーの間に懸念を呼んでおり,「待ち伏せ攻撃のような」特許権の主張に不安を感じている人は多い。

 図らずも昨日(過去記事)の続きになるような話。なぜにオッグ・ボルビスというファイルフォーマットが高貴かというと,今回のJPEGやGIF,MP3などであったような混乱がないからだ。いや,別にそれらのファイルフォーマット自体がなにか悪いわけぢゃない。権利を持っているんだから金を請求しても悪いわけがないでしょ,と“悪意を持って”云い放つフォージェント・ネットワークスやユニシス,フラウンホーファー・インスティチュートのようなへたれが,存在しても許されるような社会構造がそもそも腐っているだけだ。

 そして,それらのへたれとおんなじようなことを繰り返しているような人たちを,私たちはよくみかける。日本・米国の音楽業界,映画業界の皆様方だ。自分たちが権利を持っているのだから,お前らはなににも音楽や映像を使うな,安物のプロテクトをかけて音質や画質が悪くなってもそれは我々のいうことを聞かないお前らのせい。我々がお前らのために妥協する必要などこれっぽっちもないし,嫌ならお前らが牢屋に入ればいいだけだ,と毎日云っている皆様方と同じ。こちらも同じく“悪意の固まり”のような方々。そういうへたれどもが存在するのを許している社会って,異常,だよね。




 
[2002.07.23]
  エンジェルの歌声,その響き


 ▼オープンソースの音声圧縮形式『Ogg Vorbis』、正式公開(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020722-2.html


 動く指先から,鮮烈,明媚,可憐,が響く。天使の美声とともに。

 オープンソースの音声圧縮形式,オッグ・ボルビスの正式版(バージョン1.0)が公開された。MP3やウインドウズ・メディアのように使用料が必要でないので,企業は自社ソフトに無料で採用できる。また,競合するMPEG4と同等の圧縮率と品質を実現したいとしている。

 世界でもっとも美しい音楽は,オッグ・ボルビスでしか聞こえてこない。奏でることに,聴くことに,金銭を要求され,または我を張るような煩わしい要求事項を並べたてられる,MP3にも,もちろんウインドウズメディアにもリアルフォーマットにも,美しさはそもそも存在しない。

 MPEG4は一応の決着をみて,スタンダードになるべき資格を得たが(過去記事),より高貴であるべき存在は,On2 VP3+オッグ・ボルビスかもしれない(過去記事)。金銭からの自由,権力からの自由を羽根とする翼は,どこへでも飛べる力を持っている。その翼持つ天使。その歌声は,ボルビスにエンコードされる…。




 
[2002.07.21]
  iToolsの限界


 ▼アップル、『.Mac』を大々的に宣伝(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020719-2.html


 iDiskや@mac.comのメールアカウントなど,OS Xと密接に結びついている部分もあったので,これでOS Xの魅力がちょっと減ったと思われてしまうと,もったいないのだが…,けど。

 アップル社は,今まで無料で提供していたiToolsサービスを,ドットマック(.Mac)という新しい有料サービスに移行することを明らかにした。それを評価する声もあるが,年99ドルという料金に対して,反対の嘆願書に署名している人も多い。

 今回のエキスポ基調講演で,前もって表立っていなかった話のひとつがこのドットマックだった。実際のところ,メールアドレスを活用していた人などは,できればこれからも同じアドレスを使いたいわけで,いきなり請求書が舞い込むのはとほほな気分にはなる。が,有料になることでより信頼を置けるサービスとなってくれれば,それはそれで(私は)ありがたいと思う。だがその意見は大勢ではないようだ。TidBITSのアンケートでは,iToolsを使っている人は85%を超えているが,ドットマックに金を払うという人は10%しかおらず,75%はお金を払う価値はないとしている。

 数カ月前からiToolsがなんか変かも,という話は伝わってきていた。いちばんはiToolsのホームページでの転送量制限だ(TidBITSの記事)。iPhotoでアップロードした画僧もちょっとみてたら転送量オーバーでみられなくなる,という状況は一部で反感を買っていた。だがこれは,ちょっと前からiGetterでファイル検索すると,iToolsのアドレスにアップロードされているファイルが結構引っ掛かったりして,そういう影響もあったのだろうとも考えていた。それも含めて,iToolsを無料で提供するにはある意味限界が来ていた,と私は受け取っている(金は惜しいけどね(^^ゞ。




 
[2002.07.19]
  NY-IP


 ▼次期Mac OS X「Jaguar」の出荷開始は8月24日(Nikkei BizTech News)
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/rep02/196785


 合格点のストリーミングの中で,内容をあんまりきいてませんでした(^^ゞ。ランデブー,ドット・マック,iCalの同期性。キーワードは? そう,すべて,IPの元へ。

 アップル社は,マックOS X 10.2(コードネーム,ジャガー)を8月24日に発売すると,ニューヨークでのマックワールド・エクスポで発表した。クイックタイム6,iChat,IPベースのデバイスを検出するランデブー,携帯電話やPDAなどを同期させるiSyncなど,150以上の新機能が搭載される。

 基調講演の内容よりもMPEG4でのストリーミングについて。これまでに観た他のいかなるストリーミングよりも安定しており,安心して観ていられた。ぱったりとストリーミングが途切れたのが1回あったが,すぐに接続し直せた。たまにブロックノイズやビデオの遅れもあったが,予想してたよりはるかに少なかった。合格点と思われる。

 内容的には見どころは少なかったが,大いにそそられるのはランデブーだろう。ワイヤレスのIP上でのファイル共有,MP3の遠隔演奏,プリンタ共有などでデモされていたが,さて,どこまでうはうはさせてくれるやら(^^ゞ。これ,使い方広がると,やばそうな(略。




 
[2002.07.17]
  ターニング・バースデー


 ▼Apple、「QuickTime 6」の正式版をリリース(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0716/qt6.htm


 たぶんこのためのリリースでもあるマックワールドエキスポ・NYの基調講演は,日本時間の17日午後10時から。ライブ・ストリーミングを捕らえろ,同時通訳もある。これは,QT6の産声でもある。

 アップル社は,ビデオ圧縮技術の標準規格,MPEG4に対応したクイックタイム6の正式版をリリースした。MPEG LAによるライセンス条件が改善されることから,公開に踏み切ったようだ。

 ハッピー・バースデー。手放しでも喜んでしまうクイックタイム(QT)好きな私なので許してくらはい。新規ライセンスの必要なプロ版へのアップグレードもすませたが,特に問題は見当たらない。動作はプレビュー版よりも軽快になって,操作感も向上している。ビデオの拡大縮小も自由自在なのは,手でひっぱって伸び縮みさせているようで楽しい(どぉでもいいことだけど。

 すでに保存用コーデックとしてMPEG4はあれこれと使っているが,ローカルで我慢できる画質を維持するには,1040kbpsぐらいかなと検討を付けている(pic)。AACオーディオは,再生ツールが整えばMP3を捨ててもいい。96kbps(pic)で圧倒的に128kbpsのMP3の音質を上回っているのを感じる。基本的に私は,自分のことを音質を聞き分ける耳を持っていない人間だと思っていたので,この違いは驚いている。QT6は,メディアにとって大きなターニングポイントとなる。そしてもう,過去や他に舞い戻ることは必要ない。(ちなみにMPEG1のファイル(380MBほど)を上記設定でMPEG4化すると210MBほどにな〜るよん)




 
[2002.07.15]
  ロイシン・トゥ・ビット


 ▼体熱を電力に変える超小型発電装置で、電圧3ボルトを確保(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20020710301.html


 「あらゆる条件を参酌して,唯一の活路を見出した。活路は同時に明確な死を予定していた」。肉体の発露は人に残された,道である。その美は死とも重なる…?

 アプライド・デジタル・ソリューションズ社は,超小型発電装置「サーモ・ライフ」で,3ボルトの電圧を確保するのに成功したと発表した。サーモ・ライフは,体温と周囲の温度差を利用し,電気エネルギーを生み出す。医療機器電源として期待されている。

 永久機関への羨望はやまなくても(過去記事),現実的に考えればなんらかの電力創出デバイスは必要。ウェアラブル・ネットワーキング,ユビキタス・ネットワーキングのいちばんの問題は消費する電力をどのように供給するか,だ。何十時間も充電しなければいけないなんて現実的ぢゃないし,何十キロもの充電池が必要というのもナンセンスだ。できるなら,人間の身体から自然発生的に生まれるエネルギーを活用したい…が。

 歩いているときも,寝ているときも,考えているときも,ぼけっとしているときも,常にネットワークにアクセスしているのが,人間の形態になる。そう,すでに携帯を持ち歩くのではなく,形態としてネットワークは付随する。体力,体温などは,その形態たるネットワーク・デバイスの稼働源として必要となる。電力を生み出せる人間が,思想と希望をつなぐ。ヨーソロー,ロイシン・トゥ・ビット。(ちょっと関連(^^ゞ,2ちゃんスレ




 
[2002.07.14]
  匿名の意思


 ▼人権団体グループがネットの匿名発言者保護をISPなどに要望(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/Flash/2002/2002-0712-F-4.html


 発言者への追及を徹底的に遮るフリーネット(過去記事)の加速を速めているのは,言論を弾圧しようとしている人たちだ。

 米国市民的自由連盟などの人権擁護団体が,インターネット上の匿名発言者を保護するよう,プロバイダーなどに要望した。これは企業を批判したユーザーを相手取った訴訟が相次いでいることを受けたもの。現行法ではユーザー本人への通知なしに,プロバイダーは裁判所にユーザーの身元を明らかにできる。

 日本人は匿名批評に対する抵抗意識が強い。自分を明かさずに批判するのは卑怯だ,という意識がある。いろんな意味で論調激しい産経新聞で,人気のあった匿名コラムだった「斜断機」も今年春に終了してしまった。まぁ後半は匿名ではなく署名入りになって,内容的にもつつましいものになっていたが。

 呉智英,日垣隆,大月隆寛など,明らかに執筆者の顔が割れる回も多かったが,私的には誰が書いたかなどは大して意味がなかった。匿名であることで必要となるテキストの芸のなかに,しっかりと問題を提起する論点は尊ぶものだった。匿名は卑怯だという考えを100%否定するつもりはないが,そう考える人間はたとえ本名であっても,提起された論に考えを及ばすことがない。2ちゃんねるも潰されようとしている今(過去記事),日本においても,個人への閉鎖と抹殺は,今後加速していく。




 
[2002.07.13]
  via tomorrow


 ▼遺稿:ファイル共有の最終章を記そう(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0207/11/cead_kan.html


 最終章をみずに命を絶ったジーン・カンには,未来がみえていただろうか(過去記事)。

 ネットに新しいコンセプトが生まれるたびにベンチャーキャピタルはそれを負いかけたが,勝ち組と負け組の自然淘汰が起きた。ピア・トゥ・ピア(P2P)も同じで,まだその最終章はみえない。だが,P2Pはコンテンツ配信に変化し,希望の光となる。

 私たちはナップスター型の,サーバーを中心としたクライアントシステムにはもううんざりしている。ナップスターが死んだように,サーバーをひとつ止めるだけで全壊してしまう弱いシステムに頼ろうとは思わない。あめぞうから2ちゃんねるへと受け継がれてきた掲示板システムとて同じこと。数年後に2ちゃんねるが生き残っていると断言できる人はなにも考えていない人たちが。

 自分の手元のお金を守るのに必死な企業,すでに現在では成り立たない商売を維持し続けようとしている事業組織,個人の声などひねり潰すことは簡単だと思っている経営者,司法・行政・立法のすべても含めて,P2Pに対する準備はからきしできていない。まぁ,それで恥ずかしい思いをするのは当人たちだから,知ったこっちゃないが。




 
[2002.07.11]
  間違いのスパム対策


 ▼スパムメールの道程を追跡した地図が完成(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20020710206.html


 誰にも届かないような(MYCOM PC WEBの記事12)スパムメールを送信するアホはいない。そんなのでスパムが減ったと喜んでいる方がアホだ。そもそも他人になんとかしてもらおうというのが,間違いだ。

 反スパムメール活動家のボブ・ウェスト氏は,スパムに使われる顧客のデータベースの伝達をスパムデミック・マップにまとめた。この地図にはサーバーをのっとったりヘッダを書き換えたりする筋金入りのスパム攻撃者は含まれていない。この地図はすでに広く知られている概念に過ぎない。

 いやもぉ本当に増えているなぁと実感するスパム。ウイルスも毎日多く,一緒に次々と捨てていっているので気に留まらないが,数カ月前よりも増えているのが感じられる気がする。いまのところ大して抵抗する術も持っていないので開きもせずにゴミ箱直行。メールソフトのバージョンアップを待つしかない。

 総務省や経済産業省がいろいろとやっているようだが(ZDNet Newsの記事),そんなことでスパムメールがなくなるんだったら,世界中のネットワークトラフィックはスパムなどがなくなって現在の半分にもなっているだろう(ぃゃそれは云い過ぎ)。そこにまともに相談しろなどと書くIT系ニュースもたかがしれている。何度でも云うが,自分の身は自分で守る以外に方法はない。スパムとて,同じである(過去記事)。




 
[2002.07.10]
  ジーン・カンの脳


 ▼『Gnutella』リーダーのジーン・カンが死去(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020709-4.html


 脳内シナプスは,自由な伝達と自由な移動,自由な探索のもとで稼働する。彼の脳が,ビビットに根付く。IP上で。

 グルーテラのオピニオン・リーダーとして有名だったジーン・カンが6月29日,25歳で亡くなった。カンは,グヌーテラ・クライアントの開発後,グヌーテラを利用した検索エンジンの開発会社を立ち上げ,それは現在,サン・マイクロシステムズ社に買収され,ジャクスタ・プロジェクトとして続いている。

 驚いた。一昨年の秋には来日し,講演を行っていた(ASCII24の記事)。彼の頭には,すでにこれからのネットワークが構築されていて,その発言のひとつひとつにインパクトがあった。そして実際,それに沿って,時は動いている。

 Jnutella.orgのインタビューも面白い(特に音楽業界への苦言は小気味いい)。確かにその突拍子のなさやリーダーっぷりに悪い印象を持っている人もいるかもしれないが,すべてがリアルタイムに動作し,情報は共有され,移動し,拡散し,積み重なって発見を待つように動く,しかも迅速に,という,彼の頭の中にあった次のネットワークは動き出し始めている。いまだ,新しい著作権を生み出せずにいる音楽産業も映画産業も,滅ぶのを待っているかのようだ。カンの脳は,IPのネットワークとして生き続ける。追悼。




 
[2002.07.09]
  要らない要らない存在


 ▼脅かされるハイパーリンクの自由(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020708-3.html


 要らない存在。要らない司法。云ってあげよう。「ああ,あなたにリンクするつもりなんてなかったんですよ。偶然のURLにあなたが立ってただけです。あなたなど,ハナから存在しなくて結構」。

 ホームページ以外にリンクをはるのを止めさせようとする組織,メディアが増えている。デンマークのニュース配信企業は,新聞記事へのリンクを掲載して新聞発行者協会に訴えられ,仮差し止め命令を受けた。この問題は言論の自由を脅かすおそれもあり,警戒する動きがある。

 同日,2600誌がDeCSSのコードへリンクをしたことを訴えられていた裁判で,上訴を断念したというニュースが伝えられている(CNET Japanの記事)。だが,これに納得できる人は少ないと思われる。根本はDMCA(デジタル・ミレニアム著作権法)の暴挙に行き着く。DVDビデオを観られないようにし,利益の確保にのみ動く人間たちは当然反発するが,個人的利用のために正当に視聴,再生,複製することは,なにも恥じる行為ではない。

 ヤフーやグーグルなどの検索エンジンは当然のこととして,内閣府のサイトだって,UGサイトや現行法令で違法と決めつけられるサイトへと,いくつかのリンクをたどることでつながっている。リンクが罪になるなど,あまりにも愚かな考えだ。地図も道案内も迷惑だと云うなら,どっか人目のつかないところに引っ越せばいい。つまり,存在として消えた方がいい。誰も惜しみなどしないから,さっさとね(日本のくらっくサイト情報さんのところに来たと云うメールもかなり爆笑させていただきました…。




 
[2002.07.08]
  自存の自覚


 ▼「脆弱性の公表」がいつなら、Apacheワームを防げたか?(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0207/05/cead_vamosi.html


 毎度求められるウインドウズ・アップデートを無視してような人は,生きている資格がない人だ(またはそんなソフトを使い続けるのは止めなさい。

 セキュリティ上に脆弱性を発見した場合,ベンダーに通知し,そして世間一般に通知するまでにどれだけの猶予を与えるのが適切かは,もっとも議論されている問題だ。今回,サーバーソフトのアパッチのセキュリティホールで,十分や猶予を与えなかったセキュリティ企業,結果的にこの脆弱性を突くワームの元となったソースを公開した企業などに責任を求める声があがっている。

 矢面に立たされることが多いMSを筆頭として,パッチをリリースするまでに十分な期間を置くようにと求める声は大きいが,それに思いっきり反対する調査結果もZDNet Newsの記事に掲載されていて笑った。憶測だけど,この調査結果はかなりずばり本音。出来損ないのソフトに対する憤りは大きい。ましてや,平均して馴らすといったい何日おきにセキュリティホールが出てるんだろう,つーか毎日? というような根本的に壊れている企業にはなにを云っても無駄なんだろうけど(もちろん,アップルもOS Xになって必死のセキュリティ・アップデートを続けている。

 とはいえ,MSの製品を使うのであれば,覚悟を決めて毎日毎日アップデートにいそしむしかない。面倒だと云うのであれば,使わないことだ。そのままセキュリティホールの開いたままの製品を使い続ける人間は迷惑なだけで,実際Dos攻撃やさまざまなウイルス・ワームなどで他人に迷惑をかける。初心者だからというような言い訳は通用しない。自存のために,必要な自覚。それを持てない人間の使っているパソコンは,破壊しても悪いこっちゃない。




 
[2002.07.07]
  街角純化


 ▼モバイル・ゲーム市場は08年に現在の21倍へ成長(Nikkei BizTech News)
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/inet/194692


 いつもチャットをしている知り合いと,街中で,チャットの延長線上として出会う,その_純_さ。

 モバイル・ゲーム市場の調査結果によると,今後メッセージング・ベースのウェブ対応ゲームが着実な成長をみせ,2008年には93億ドル規模に拡大する。そのために,決済方法を充実させる必要もある。

 ゲームは,もうかなり長いことモニタの中にあった。どんなゲームであってもすべて,モニタ内の自分の分身を動かすことで楽しみのが普通だった。それ以外のゲームなんて,もう思い浮かべることもできない。モバイル・ゲームが本当に身近なものになるには,一段高みにのぼって,まずそのモニタという檻の中から飛び出す必要がある。

 現実のなかで,携帯電話で連絡を取り合うように,ゲームをしている街角でIPでメッセージを送りあう。それは,Xボックスのボイスチャットでその片鱗を確認できるかもしれないが,さらにモバイル・ゲームでは,私たちが移動しながら連絡しあえることで,より新しいゲーム性を作り出せる。互いの位置情報でゲームストーリーを変えたり,アルゴリズムを変えたり,直接街中で出会うことで次のステップに進むことができるゲームもあり,だろう。モバイル・ゲームは,リアルの街並みをネットワークに純化させる作用を合わせ持つんだ。




 
[2002.07.06]
  過ごしやすい嘘


 ▼偽のリアリティーを生むデジタル画像加工技術の一般化(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20020701205.html


 誰が,こんなに嘘にまみれた社会を作ったのか,許したのか。どうせ嘘のある社会なら,過ごしやすい社会の方がいい。

 デジタルメディアの登場で,加工技術が変わり,合成写真などの新しい偽のリアリティが出現している。フォトショップの登場で,ハサミと糊も必要なくなった。それら現実的な画像は,メディアが信頼できないことも意味する。そうして,それによって作られた芸術品も現実的過ぎてアートではなくなっている。

 油絵というのはリアリスティックではない。当然描き手もリアルさなど狙ってはいない。詩も現実の言葉とは遠く離れたものだ。普通の会話が詩的語感を含むことはあるかもしれないが,おおむねそれほど一致はしない。だが,合成写真にはリアリスティックが求められる。リアルさの追及が,絶対使命だ。

 高品質な油絵にリアルではないと批判することなど馬鹿げているように,素晴らしい出来栄えの合成写真にどうせ嘘っぱちだと非難するのも意味のないことだ。それらの素晴らしさをきちんと見極めれば,政治家も,テレビ局も,…音楽業界も,嘘の付き放題な世の中にうんざりする。嘘で塗り固めなければ成立しないリアルよりも,素晴らしき嘘のリアリティがあるワイヤードの方が,過ごしやすい。




 
[2002.07.04]
  みすぼらしき者と歴たる者


 ▼Net radio goes underground(ZDNet News)【英語】
  http://zdnet.com.com/2100-1106-941405.html


 目を覆うほどにみすぼらしい意志とみすぼらしい行動力。それらに,誰も敬意など払わないし,誰も支持などしない。

 レイン・マクライドは手軽にインターネットラジオ局を開設できる,ストリーマーというソフトを開発した。これは先日決定したネット・ラジオ局への著作権料設定に対し,多くのラジオ局が地下で活動を始めるサインかもしれない。ネット・ラジオ局は常に著作権を侵害するような色を持ち合わせてきた。だが,マクライド氏は多くの人が著作権料によるネットラジオ局の閉鎖を支持するとは思わない,と断言する。

 シャウトキャストアイスキャストによる,地下放送は増えるだろう。それは,先日の著作権料設定(過去記事12)でほぼ予想できたことだ。記事中にもあるが,多くのラジオ局がすでに放送を停止している。人気のあったSomaFMも同じで,ウェブサイトには「RIAAに殺された」を痛々しく記されている。だが,シャウトキャストのサイトのラジオリストをみていると,そんな動きは感じられない。

 Live365も新しい料金設定を行った。これまで初期登録ユーザーには無料で放送を行わせていたが,これを廃し,月額5ドルを著作権支払い料として設定した。8月1日までにこの支払いに同意しなければステーションは取り消される。この5ドルという料金は,Live365が開設された1999年7月にさかのぼっての著作権料も含むもので,破格の安さだと思う。その意志に,私はオーダーしたいと思う。だがこれはもちろん,無法な著作権料の支払いに同意したわけではなく(どうせRIAAの楽曲はほとんど流さないしね),Live365への支持以外のなにものでもない。もし音楽業界が,Live365と同じような歴たる心持ちをちょっとでもみせてくれていたら,話はこんなに混乱しないはずなのに…。日本においても米国においても,音楽業界のそのへたれっぷりだけがみすぼらしい。




 
[2002.07.03]
  100億の絆と10億の銀河


 ▼「Altair 8800」から4半世紀、PCの累計出荷台数が10億台を突破(MYCOM PC WEB)
  http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/07/02/50.html


 今,星が降り注ぐ,手を伸ばすとつながりが得られる星空で,無数の輝きが眩しい。

 ガートナー社の調査によると,1975年のオルテア8800の発売以来,パソコンの累積出荷台数が10億台を突破した。10億台までは四半世紀かかったが,2008年には20億台を突破しそうだ。今後,ブロードバンドの普及によってPC業界は大きな転機を迎えると予想される。

 オルテア8800(UCデビット・パソコン・ミュージアムのページ)はメモリ256バイト。オルテア(Altair),という名前は当然スタートレックに由来する。エンタープライズ号の目的地である星が,オルテアだった。日本では一般的にはアルタイルと呼ばれる。夏の夜空の大三角のひとつ,だ。このオルテア8800の登場の翌年には,2人のスティーブによるアップル I(アップルヒストリー・コムのページ)が登場する。

 今,パソコンはネットワークへの大切な入り口としての機能をメインとしている。もちろん,ワードを使っている人や音楽作成に使っている人もいるだろうが,それらのアプリケーションも,すべてネットワーク上に配置されるようになる。ハードディスクも,CPUも,メモリも,パソコンのすべてがネットワークと同化していく。そして,人も(過去記事)。絆の象徴ではなく,絆そのものとなるパソコンは,これまでとは大きく異なる進化をたどることになる。




 
[2002.07.02]
  終わらぬ窓の座を巡る


 ▼Operaは“第2次ブラウザ戦争”を制するか?(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/0207/01/ne00_opera.html


 ブラウザは,世界との,すべての,窓,入り口。だから存在意義は大きい。戦争は続く,永遠に。

 オペラ・ソフトウェア社のCEO,ヨン・フォン・テチナーのインタビューから。1995年にオペラ社を立ち上げた。マイクロソフト社の方がブラウザでは後発となる。マイクロソフト社は脅威だが,私たちにはベストの人材がそろっているという自信がある。ウインドウズ搭載マシンにバンドルされることは現状では困難だが,マルチプラットフォームにし,携帯電話やセットトップボックスにも目を向けている。

 なんと云うか男気あふれる発言の数々で感動できますね(^^ゞ。第3のブラウザと云われるオペラだけどIEよりも登場は早く,なによりもその表示の早さは折り紙付き。最近のリリースでは機能的にもまったく問題ないでしょうから,使ったことがない人は使ってみることをオススメ。なんにしても,できる限りたくさんのプラットフォームに提供できないブラウザは,クズ以下だ。IEのいちばんのクズさは,その点。

 記事のタイトルにもあるが,再びのブラウザ戦争というのは十分にあり得る話だと思われる。いつまでたってもバグがなくならず,ウイルス(ワーム)のサポートを続けるIEにはOSにバンドルされているという利点しかなく,ネットスケープ,オペラの追撃は激しい。ブラウザはすべての窓,であるからMSの手にみすみす渡すのはもったいない。IEを捨てよう,そして,ぜひネットスケープ,オペラの激進を願いたい(という私はiCabユーザー(^^ゞ。




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